Rage Against The Machine

2008.02.07.大阪


ヒップホップというジャンルの音楽は大嫌いだ。
まぁ、ノリの軽い音楽は全て嫌いなので、ヒップホップに限らず、氾濫するJ-POPなんかはほとんど嫌いだ。
それからR&B、ソウルなんかも嫌いという、かなり聞くジャンルが限られてる奴が言うのもなんだけど。



「これってオシャレだろ?」



みたいな音楽は全てゴミにしか感じられないので仕方がない。



しかし、RATMはそういうヒップホップが嫌いとかいう次元で語れない、ホンモノだけが持つ感動を与えてくれる。


"No More Lies"に集約されるアティテュード。
平静を求めながら、もがき苦しむ神経症の音楽。
怒号とともに、吐き出されるポリティカルなメッセージ。


ロック史上、もっともリアルな音を出しているバンドの一つだろう(もしかしたら、No.1かもしれない)



常に限界と戦う音楽・・・ライヴではそれを実感できた。

暴れるための音楽じゃない!
どうしようもない感情の昂ぶりが何度となく暴発し、物真似ではなく肉の痙攣から生まれたザックのライムは、ヒップホップ嫌いの俺の心にも響く。
ステージからの熱量をダイレクトに受け、今まで感じたことのないぐらい掻き乱された。



最高だった。
テクニックや流行なんかじゃない。
ホンモノっていうのがこの世には存在する。



「何をして本物と呼ぶのか?」



なんてくだらない質問を投げかける奴には一生かけても分からねぇよ。
本気で音楽と対峙してみろよ。
ホンモノを感じることもできない鈍った自分の感性をまず疑え。
それからだろ?